1995年1月、どこにもない本物のアクションを生の舞台で、芝居の中で魅せようと、テクニカル・アクション・コメディを掲げ、ACファクトリーを旗揚。
昨今、アクションを取り入れる演劇作品を多く見かけるが、ACファクトリーとの大きな違いは、リアクション、スタントである。アクションをメインとした舞台の公演において殺陣、立ち回りは当然のように行われるが、事、激しいリアクション、スタントをメインの役者が行う事は皆無に等しい。しかしそれは当然であり生の舞台でのスタントはリスクが大きすぎるからである。しかし、ACファクトリーは旗揚げ当初からそこに重きを置き、今もその限界に挑戦し続けている。
何故そのような事が可能なのか?それはACファクトリーの劇団員のほとんどが、TV、映画などで活動するプロのスタントマンだからである。代表の新上博巳は、スタントマンとしてだけではなく、アクション・コーディネーターやアクション監督としても活動し、さらに鳥福志恵のペンネームでACファクトリーの公演の脚本はもちろん、テレビドラマや映画の脚本、企画なども手がけマルチな活動をしている。
上記の活動からも分かる通り、ACファクトリーはアクション劇団でありながら、脚本の確かさにも定評がある特異な劇団であり、正にスタントマンいらずの役者集団である。